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修業時代

地元の建築設計事務所にて修業

24才~33才
地元の建築設計事務所に勤務していた時代。
此処で設計・監理の「いろは」を教わることになったのだ。
入社時は所長と先輩二人、そして事務のおばちゃん(失礼かな)を入れて5人体制の中堅規模の事務所だった。
東京で現場監督の修業をして、Uターンしてからは夢だった設計の道へと進路変更をして歩み始めたのだ。

当初、勤め始めた事務所は木造二階建てで、そこの二階のみが事務所だった。
広さは30帖(50㎡)くらいだったと記憶。
まるで小屋裏物置の雰囲気だったが、それも楽しの所業時代だった。

数年後、新社屋が隣に建ち(3階建てのRCのビル)、そこが新しい仕事場となった。
この会社で丸9年、33才で独立するまで続くこととなった、思い出の場所だった。

アーム式のドラフター(手書きの図面を描く定規)から、トラック式のドラフターへとシフト。

CAD(パソコンにソフトを入れることによって、画面上に線をひくことで印刷)の時代まで、このドラフターが設計屋の商売道具だった。
だが建築士の試験では、いまだに手描きでの作図作業になる。
これは企画力と指先でいかにその企画の表現が出来るを探るためだと聴いた。

手描きの図面では、その人の個性がはっきりと表れ、見る人への印象が凄く変わって来るようだった。
そして独特な設計文字もまた図面を引き立たせるツールになっていたのだ。

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